「Protostar」は“復刻”では終わらない 66個限定モデルが示す再構築のアプローチ
限定66個に込められた“再現”と“現代化”のバランス
伝説的モデル「Protostar」の再構築
2009年に登場し、プラスチックヨーヨーの可能性を大きく広げたYoYoFactoryの名機「Protostar」。John Andoシグネチャーモデルとして知られ、当時のシーンに強い影響を与えた存在だ。
今回発表された「Protostar ’26」は、その設計思想とフィーリングを可能な限り忠実に再現することを目的に開発された復刻モデルとなる。
単なるリメイクではなく、「当時の体験そのものを現代に持ち込む」ことに重きを置いたプロジェクトである点が特徴的だ。
細部まで踏襲されたオリジナル設計
今回の復刻では、見た目だけでなく構造レベルでの再現が徹底されている。
・マテリアル構成
・パーツ点数
・リム内側の設計デザイン
これらはオリジナルProtostarをベースに忠実に再現されており、単なる外観コピーではない“内部構造まで含めた再現”が行われている。
特にPCドームキャップの採用など、当時の特徴的な仕様もそのまま踏襲されている点は見逃せない。
現代仕様へのアップデート
一方で、「完全再現」に留まっていないのが今回のポイントだ。
現代のプレイスタイルに対応するため、操作性の調整が行われている。
・直径と重量は維持
・ボディ幅を43mm → 45mmへ拡張
この変更により、トリックの安定性が向上している。
つまり、「当時のフィーリング」を核にしながらも、現代基準のプレイ性能へと最適化されている構成となっている。
なぜ66個限定なのか
今回の「Prototype」版が66個限定となった背景は非常に興味深い。
量産に向けて約1,000個が生産されたものの、ブランドの品質基準を満たした個体は約5%にとどまったという。
これは逆に言えば、
・オリジナル構造を再現する難しさ
・現代の品質基準との両立の難易度
を示しているとも言える。
今回販売される66個は、その中でも厳しい検品をクリアした個体のみ。
“試作”という位置付けでありながら、完成度は非常に高いとされている。
再現と現代化、その両立が示すもの
今回のリリースは単なる復刻モデルではない。
むしろ、「過去の設計をどこまで現代に持ち込めるか」という挑戦に近い。
特に注目すべきは、あえて現代では一般的でない構造を残している点だ。
これは効率や量産性よりも、“体験の再現”を優先した判断と捉えることができる。
このアプローチはプロダクトとして一貫性が高く、同時にリスクも伴うものでもある。実際に量産が難航している点からも、その難易度の高さは明らかだ。
その上で市場に出てくる66個は、単なる限定品ではなく、「開発の過程そのもの」を体現した個体とも言えるだろう。
発売情報
今回の「Protostar ’26 (Prototype)」は、先行販売という形で展開される。
・発売日:2026年4月4日
・14:00〜:mowl Osaka
・20:00頃〜:mowl Online Store
・販売数:66個限定
販売は実店舗とオンラインストアの両軸で行われるが、いずれもmowl直販のみの取り扱いとなる。
また、本モデルはPrototypeという性質上、プレイに影響のない微細な傷や斑は仕様として扱われる点にも注意が必要だ。
加えて、オンライン販売においてはシステム上の都合から、発売直後(20:00頃〜21:00頃)はPaidyでの決済が利用不可となる。その他の決済手段は通常通り使用可能。
さらに、転売・再販売目的と見なされる注文についてはキャンセル対象となる旨も明記されている。
製品情報

Protostar ’26 (Prototype)
・直径:56mm
・幅:45mm
・重量:66.5 ±0.5g
まとめ
・Protostarの設計思想を構造レベルで再現
・現代仕様として幅を拡張しトリックの安定性を向上
・量産の壁により、66個のみの限定販売
・開発過程を体現したPrototypeモデルとしての価値
ソース
https://store.mowl.jp/blogs/news/yoyofactory-26-protostar-prototype
販売詳細や続報については公式情報もあわせて確認してほしい。
RECOMMENDED ARTICLES
おすすめの関連記事